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執筆者の写真あそび基地

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坂上広場の森合です。


私は、川崎市の子ども夢パークで、自主保育という活動に参加していました。

自主保育は、子どもを幼稚園保育園にお願いしないで、数家族で集まって、預け合い、預かり合いながら育てる活動です。


その活動の中で、一年に一回、まとめの文集を作っていました。 ふだんの活動と家事だけでも精一杯の中、日誌みたいなものを書くのは本当に大変だったのですが、それだけに当時の時間がぎゅっと固まって保存されている大切な記録になっています。


すっかり忘れていたのですが、2015年度の文集の中で、私は「居場所をつくりたい」と書いていたのでした。


ちょうど3年前、2015年の8月、大阪の寝屋川で中学1年生二人が家出して、その日のうちに拉致され殺された事件。

当時我が家の上の子が10歳で、被害者の子たちと同年代だったこともあり、その事件にどうにも胸がしめつけられ、私にできることは何だろうと考えたのでした。


深夜居場所もなく商店街をさ迷っていた二人が防犯カメラに映っていて、そのあと行方が分からなくなったという経緯の中で、誰か声をかけることはできなかったのだろうか?

逮捕された加害男性も、ひどい幼少期を過ごしてきた「被害者」でもあり、事件に至る前に、彼の傷を受け止めることができれば、事件を防ぐことができたのではないか?


少なくとも、私は声をかけることのできる自分でいようと思い、また、声を掛け合える地域がどうしても必要だと感じました。

その気持ちを文集に書き、忘れてしまっていたのですが(笑)、それでも私の中の私はそれを覚えていて、居場所づくりを始める道を探し続けていてくれたのかもしれません。

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